国文学研究資料館 賛助会

会員募集のご案内

「友の会入会のすすめ」


瀬戸内 寂聴
(作家)

国文学研究の資料が一堂に集められていることは、研究家や日本文学愛好者にとっては、この上ない結構な有難いことである。

旧いものがどしどし捨てられていく世相の中で、旧い大切な資料が容易に入手し難くなっている。古本店で見つけても、値段が上っていて、貧しい研究家や若い学生の手の届かないことが多い。そうした時ここに行けば、ほとんどの資料が揃っているというのは、何と幸せなことだろう。

その資料館を将来も存続してもらうためには、ふるって友の会に入会して、一人々々がささやかな会費を寄せ、更なる内容に力を尽し、発展を守らなければならない。それは、この館で恩恵を受ける者の、感謝と義務であろう。

「友の会の意義」


ドナルド キーン
(コロンビア大学名誉教授)

千年間以上、日本の文学は日本人だけのものであった。中国人が日本のことを書くとき、『日本書紀』を参考にしたし、ずっと後の時代には、長崎に住む中国の商人が日本の酒宴の歌を訳したが、文学作品の最初の翻訳となると1794年(寛政6年)に発表された『忠臣蔵』の中国語訳だったかも知れない。

幕末には欧米諸国との接触が頻繁となったことで日本語を覚える外国人が増えた。この傾向はその後強くなり、現在ほとんどの国で日本語ないしは日本文学を研究する人がいる。しかし、日本文学を良く知ろうと思えば、どうしても日本に留学し、外国にはない珍しい資料に眼を通さなければならない。

国文学研究資料館には国文学の見事なコレクションがあるばかりではなく、難解な文章を説明できる専門家が何人もいる。未来の外国人の学者がこのすばらしい施設を利用できるためにも、一人でも多くの研究家が「友の会」に入会することを勧めたい。

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